TV番組 旬味にっぽん

BS-TBSにて放映されましたザクサ液剤提供番組「旬味にっぽん」の過去の放送分を文章と写真にてご確認いただけます。

栃木県矢板市のイチゴ

第44回放送分 

栃木県矢板市のイチゴ「大柿 光司」編 褒められることが一番の喜び

褒められることが一番の喜び

褒められることが一番の喜び

「なかなか自分がお客さんと触れ合うということはないんですけど、近所の人に、あそこで買っておいしかったから、直接注文しよう。と言われると嬉しく思います。」

高原山を望む栃木県矢板市。この地で栽培されるのはイチゴ王国栃木県を代表する、甘みと酸味のバランスに優れたとちおとめや、大粒で驚きの甘さのスカイベリー。

就労10年大柿光司さんの収穫が始まります。
「良いイチゴの定義っていうのは、円錐形で赤と白がキレイに分かれていて、先も白くない、そういうのじゃないとスカイベリーとして出せないですね。」

25年前、この地域で最初にイチゴ栽培を始めたのは、父の邦由さん。
後継ぎ、光司さんへの指導は…

もう見て覚えるほかねぇ

「口で言って教えるなんて言うこと自体、覚えられるかって、そういうもんじゃない」
父の背中をひたすらに追い、自分ならではの栽培法を探ってきました。

「べたっとなっている葉は働いていない葉なのでそれを取ってあげる作業。
理由としては、病害虫が葉の下に隠れる。これをかいてやることによってさらに成長してくれる。」

もう一つ、気づいたことが…

温度を安定させる

「温度は重要で、温度を下げすぎると実がならなくなってしまう。カーテンとか工夫してちょっとでも温度をとれるようにしている。」

さらに、換気を1時間に1回行うなど、温度管理には神経をとがらせます。

「イチゴをならすっていうのが我々の仕事ですから、温度計を見て、閉めたり開けたり考えながら調整するようにしています。」

美味しいイチゴを作りたい。大柿さんは仲間からも積極的に情報を集めています。

「薬の使い方とか、ものすごく勉強した。(今年は)去年より良いです。試行錯誤してやった結果だとは思っています。」

農業に対する想い

「一番取れる人と、一番採れない人の差が10分の1とかになっちゃうような作物。管理を行き届けたりとか常に一番になりたいという気持ちをもってやっていきたい。」

管理を徹底し味と収量で一番を目指す