TV番組 旬味にっぽん

BS-TBSにて放映されましたザクサ液剤提供番組「旬味にっぽん」の過去の放送分を文章と写真にてご確認いただけます。

北海道富良野市のメロン

第20回放送分 

北海道富良野市のメロン「亀渕 貴史」編 ふらのメロンを北海道で一番に

「ふらのメロン」品質のために手を抜かない

「ふらのメロン」品質のために手を抜かない

「品質がブレちゃだめなんですよ。やっぱり富良野産だねって言われ続けないと、産地としての力が無くなっちゃう。手を抜いたら終わりです。買ってくれなくなります」。
北海道のほぼ中央に位置する富良野市。四方を山に囲まれた自然豊かな大地が広がっています。亀渕貴史さんは20年に渡り、糖度が高く、網目も美しい「ふらのメロン」を生産しています。

寒暖の差があるからメロンが甘くなる...
「富良野は北海道の真ん中ということで、昼夜の寒暖の差も大きく、葉っぱで作った栄養分が夜温が下がることによって糖にかわり、中に甘みがどんどん蓄積されるんです」。

甘く、大きく育った亀渕さんのメロン。収穫を終えると、一玉ずつの丁寧な選別に入ります。その理由は。
「出荷場で第一段階の糖度と熟度の検査を通過して、やっとレーンの所で全玉をみます。1つでも異常があれば、9割方検査が通っていても全て持ち帰ることになる」。

甘いだけではなく必要なのは「熟度」。
厳しい出荷基準がある「ふらのメロン」。熟度検査は亀渕さんがふらのメロン研究会の会長に就任してから加えました。
「僕と前の会長さんとでスーパーに行って試食をした時に、『甘いけど硬いね』って言われたんです。そこではっと気が付いた。今までの検査に熟度を足すことにしたんです」。

購入者をさほど待たせずに、程よい食感で食べられるメロンを目指し、生産者同士で試食する、熟度検査と糖度検査をしていきます。いよい亀渕さんのメロンです。
「16.8」。

糖度と熟度検査をクリアした後は、一玉一玉、目で最終確認。この日、亀渕さんが持ち込んだメロンは無事検査を通過しました。

「今日は、全てのメロンが無事検査を通って、とりあえずホッとしました」。
さて、採れたての旬の味は。

農業に対する想い

そんな旬味を生み出す、亀渕さんの思いとは。
「北海道のメロンは?と聞かれたら、「ふらのメロン」と多くの人に言われるような、北海道一の産地になれるんじゃないかなと、僕は考えています」。

ふらのメロンを北海道で一番に