第47回
北海道芽室町の枝豆
「棚瀬 陽一」編

十勝平野の西に位置する芽室町は、北海道を代表する枝豆の一大産地。その芽室町で枝豆作りに精を出す、棚瀬陽一さん。8月、棚瀬さんが手塩にかけて育てた枝豆が、いよいよ収穫の時期をむかえます。芽室町の枝豆の収穫は大型機械で一気に刈り取り。それをトラックに積み込むなり、加工場へと急ぎます。芽室町の枝豆は収穫から冷凍加工まで4時間、鮮度を保つことで市場で高い評価を得ているのです。そして、棚瀬さんは小麦の輪作として枝豆を始めました。病害虫に負けない、栄養のある土壌を目指してのことです。棚瀬さんが目指すのは、「単粒構造」ではなく、土の塊がバランス良く混ざった「団粒構造」。それは、安定して作物ができる土なのです。そんな旬味を生み出す棚瀬さんの想いとは?