TV番組 旬味にっぽん

BS-TBSにて放映されましたザクサ液剤提供番組「旬味にっぽん」の過去の放送分を文章と写真にてご確認いただけます。

青森県上北郡七戸町の長いも

第34回放送分 

青森県上北郡七戸町の長いも「寺澤 和夫」編 肥沃な畑を後世に遺したい

愛情をかけて育てた大きな長いも

愛情をかけて育てた大きな長いも

「手塩にかけてきた我が子のように育ててきていますので。いい芋が出たときはすごく、一番うれしい瞬間ですね」。

八甲田山の東に位置する青森県七戸町。豊かな清流と肥沃な土壌に恵まれたこの地は様々な作物を生み出しています。中でも長いもは国内の生産量4割を誇る青森県を代表する農作物。全国の市場から高い評価をうけています。

長いも栽培を手掛けて20年を数える寺澤和夫さん。
「今年はすごくいい出来で、しっかりと実が入って、真ん丸と。すごくいい出来です、今年は」。

先代、昭一さんは七戸町で長居も栽培を始めたメンバーで、名人と言われていました。「もう、プレッシャーだらけですね。私が作った芋を持っていくと、まず『寺澤昭一のところだろう』という感じで。『いいのが出来て当然だ』という感じでずっと見られていますので」。

昭一さんは寡黙な人でした。
「おやじは全然教えてくれない。もうほとんど『見て覚えろ』みたいな感じで。ひたすら後姿を見て覚えました」。
口数の少ない先代が、繰り返し言っていた栽培のこだわりを、和夫さんは今も大切に守っています。

「一回長芋を作ると、最低二年は休ませますね。連作して畑を使うと、畑はやせてくるんです。それを補うために化学肥料とかどんどん入れてくと、畑の土自体が固くなってくるんです。畑を休ませた分だけいいものが採れます。間違いなく」。

おいしい長いもの食べ方

お勧めの食べ方は。
みずみずしく、シャキシャキの歯ごたえ。

1.お好み焼き

すりおろしてお好み焼きにするのが和夫さんのお気に入り。

2.とろろ入り みそ汁

味噌汁に入れても、美味しくいただけます。

農業に対する想い

旬味を生み出す、寺澤さんの思いとは。
「畑を長くもたせたい。私も跡を継いでやっていますし、息子にもこの畑を継がせてやっていきたいっていうのもあって、畑を大事に大事に使っていく。大事にしているところなんですよ」。

肥沃な畑を後世に遺したい