水稲研究最前線

社会的貢献の観点から水稲栽培の現場において役立つと考えられる、水稲を取り巻く最新の知見の情報提供の場所として、情報掲載をいたします。

近年のイネもみ枯れ
細菌病の発生に
ついて

苗腐敗病、2005年に鳥取県で発生を確認した稲株の腐敗状況やもみ枯症の説明、イネもみ枯細菌病の特徴としての苗腐敗症の稲株腐敗症状やもみ枯状、類似病害の説明を写真を用いてご紹介。

植物病原菌の
薬剤耐性菌について
考えよう(1)

農産物を育てる場所である圃場での植物病原菌の「薬剤耐性菌」とはどんなものなのか、耐性菌問題はいつごろからトピックスとして取り上げられるようになったのか、耐性菌問題が続発するわけは?

植物病原菌の
薬剤耐性菌について
考えよう(2)

わが国における耐性菌の歴史はもうかなり古いのですが、ここでは、ここ数年の間に新たに問題になった事例のうち、「イネいもち病菌の MBI-D 剤耐性菌」「ストロビルリン系薬剤に対する耐性菌」「ステロール脱メチル化阻害剤に対する耐性菌」「電子伝達系複合体II阻害剤に対する耐性菌」をご紹介。

植物病原菌の
薬剤耐性菌について
考えよう(3)

環境団体の影響力が強いEU(欧州連合)での農薬規制の動きを見ていると、わが国でも使える化学農薬が今後さらに減っていく可能性が高い結果、今まで以上に耐性菌の出現が懸念されます。そのような状況下での耐性菌による被害の発生を抑えるための対策をご紹介。

顕微鏡で見る
イネいもち病の
感染と防御機構(1)

いもち病は稲作に甚大な被害を与えるためもっとも恐れられている病害の一つです。いもち病の発生部位によって苗立枯れ(苗いもち)、葉いもち、穂いもち、節いもちなどがありますが、いもち病菌はイネにどのようにして感染するか、顕微鏡で観察した知見に基づいてご紹介。

顕微鏡で見る
イネいもち病の
感染と防御機構(2)

いもち病菌は発芽管の先端をイネ体表面にしっかりと付着しますと、針路を大きく変換して、表皮と平行かやや上方向に転じ、その先端に半円球状に膨らんだ付着器を形成します。

顕微鏡で見る
イネいもち病の
感染と防御機構(3)

いもち病菌は付着器をイネ体表面に形成し、侵入のための準備を完了しますと、イネ体内に侵入を開始します。いもち病菌がイネ体に侵入していく過程を電子顕微鏡で詳細に観察した結果をご紹介。

伝染源排除による
イネいもち病の
効率的(減農薬)防除

秋田県において伝染源の実態を再度把握し、伝染源対策を設定、現地において減農薬防除の広域実証試験行い、ほぼ満足する成果が得られました。その試験結果に基づき伝染源の所在と伝染源排除による効率的(減農薬)防除体系について報告をしております。

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